重大発表

peach-momojun2008-06-08

人の命以上に尊いものはないと思います。
その命が母親のおなかの中に出来たくらいのものでも、長い生涯を閉じようとする頃のものでも、その尊さにかなうものは絶対にありません。
何よりも人が大事にしなくてはいけないものだと思います。
つい最近まではそんなことを思うことはなかった・・・そんな自分でしたが、今は強くそう思います。


今の嫁とはおととしの10月から一緒にいるようになり、1年後の2007年10月に結婚しました。30歳だった自分は薬剤師としてそこそこのレベルにもなり、まぁ適齢期と言えたのではないでしょうか。
嫁は23歳の管理栄養士で、これからその職能を活かしていくところでしたが、結婚願望が強く、流れは早いものでした。
結婚する少し前から、とある兆候はあったのですが、婚姻届けを出す頃に「新しい命」を宿していることがわかり、おめでたいことが重なりました。


そんな尊い命が、
5月に無事にかわいいその姿を見せてくれました!!


実は予定よりもかなり早産で、いわゆる未熟児ではありましたが、でも問題なく毎日を過ごしています。
かわいい女の子♪


産まれた瞬間から背中を叩かれることもなく大泣きしながら出てきました。
僕は普段、コンサート以外ではあまり感動の声を出したり、表現したりすることが出来ない人なのですが、さすがに出てきた瞬間を見たときは、「おぉー!!!!!」と叫んでしまいました。
泣くというよりは驚きと感動と衝撃で、思わず笑ってしまいました。
嫁も相当きつかったと思いますが、一生懸命声をかけて、協力したからこそ、無事に産まれてきてくれたのではないかと思います。
病院の方たちにも本当に感謝です。


産まれてくる瞬間を目の当たりにしたとき。
自分もこうやって産まれてきたんだなってそう思った。
母親が一生懸命になって、痛い思いをして、でも「会いたい!」「一緒に生きていきたい!」「素敵な家族にしたい!」そんな思いで一心不乱になって、自分を生んでくれたんだなって。
母親はそれ以前に、赤ちゃんがおなかの中にいる時から、つわりに苦しんだり、生活しにくかったり、栄養面を考えなくてはいけなかったり、ずっと前からゆっくりとおなかの中で育ててくれた。


親になって初めて・・・
親の気持ちが少しわかったような気がします。

そしてこれからさらにその気持ちを毎日感じていくと思います。
それでもそれでも、親にガキみたいな口をきいて、苦しめてしまう自分がまだいます。
なかなか大人にはなれない自分がいます。
でも、それではいけない。
自分が、今度は親にもらった愛情を受け継いでいかないと。
家族の中心になって、自分の形の愛情を注いでいこうとそう思えます。


まぁなんだかんだ言いますが、


自分の子どもはかわいいです。
お世話は初めてのことばかりで大変です。
でもそんなこと忘れさせるくらいかわいいです。


世の中には命を粗末にする事件が多い。
カッとしただけで命が消える。
誰でも良かったとか言って、命が消える。
くしくも長く生きられない人だっているのに。


望む妊娠、望まない妊娠ってあるんだろうけど、産まれてくる子どもにとっては関係ない。
女子高生がトイレで産み落として放置とか本当許せない。
本人は苦しんでいるんだろうけど、命を粗末にすること自体犯罪です。


与えられた命も、受け継いでくれた新しい命も、産んでくれた人の命も・・・
親の命も・・・
僕は大切にしたい。
何が起こるかわからないけど、少なくとも他人に命を奪われる形には絶対しない。


そう思います。
毎日、大変だけど・・・
今、自分は「生きている」んだなという実感を持って過ごせています。


今後ともよろしくお願いします。